大学生を対象としたウェルビーイング促進プログラムを実施しました。プログラムは以下,全10回の内容ですが,1回60分として1日に2回分実施し,トータル5日間で行いました。
- #1 ウェルビーイング促進プログラムの紹介
- #2 感謝の日記
- #3 感謝の気もちを伝える訪問
- #4 親切な行為
- #5 性格の強みの紹介
- #6 特徴的な性格の強みの評価
- #7 自分の強みを新たな形で活かして,味わう
- #8 楽観的思考
- #9 希望
- #10 プログラムの終了
初回はまだ暑さが感じられる10月でしたが, 3か月かけてじっくり進め,最後は12月に終了しました。
初めは少し緊張していた参加者のみなさんも、回を重ねるごとに和気あいあいとした雰囲気になっていきました。
このような穏やかな雰囲気の中で、お互いが思ったことを活発に発表することによって、このプログラムの内容の理解を深めていくことができました。
また、このプログラムは、毎回参加者のみなさんにホームワークをやってきていただく内容でした。このプログラムの一番重要な部分であるため、みなさんお忙しい中、しっかりやってきてくださっていました。
実際、プログラムが進むにつれて,ウェルビーイングが促進されていきました。
事前事後のアンケートの結果から・・・
「自己信頼」「他者信頼」「感情調整力」「生活の充実感」が上がり、ポジティブな要素が全体として高まったことが示されました。また、その他の得点として、「ストレス」が低下し、「学校への親和性」が高まっていることが示されました。
実際に使用したワークシートの1例をご紹介します。このワークをすると、幸せな気持ちが高まることが知られています。ぜひやってみて下さい。
日頃の感謝の気持ちを綴る日記
今週、毎晩、寝る前に5分間の時間を確保してください。その時間に一日を振り返り、今日の日記のように、自分の人生で感謝していることを5つ書き出してください。書き出す内容は、出来事、人、才能など、大小にかかわらず、思いついたことを何でもいいので書き出してください。
(例.朝起きられたこと、友だちが優しかったこと、家族、BTS)
また、自分にとって本当に重要なことであれば、繰り返しても構いません。でも、いろいろなことを考えてみるのもいいでしょう。