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学校での実践例

学校での実践例

関東圏の小学校1校・中学校2校でSEHSを用いた気になる子どものスクリーニング調査の実践を行いました。
アンケートをとり、メンタルヘルスの二次元モデルの観点から気になる子どもについて、コンサルテーションを行いました。予備的な実践として、強みの4領域(自己信頼・他者信頼・感情コンピテンス・生活の充実)とストレスの高さ・心身の不調の得点を中心にフィードバックしました。

ストレスの高さ・心身の不調の得点が高い生徒は現時点でストレスが高く気になる生徒であること、それらの生徒の中で自己信頼や生活の充実度が低い生徒は、自己評価が低いことや意欲の低下が心配されること、また他者信頼の得点が低い生徒は周囲からのサポートを受けられていない、あるいは生徒が人間関係がうまくいっていないと感じている可能性があることから注意が必要であるという、メンタルヘルスの二次元モデルの視点でコンサルテーションを行いました。

先生方のコメント

生徒会や部活動で活躍している生徒の名前もあり、そうした生徒の場合でもストレスが高い場合もあるため、注意深く見守ることが必要と感じた。そうした生徒は、「大丈夫」と思いがちだが、注意深くみていく必要があることに気がつけた。

A先生

A先生

小学校でも不登校が増えており、不登校になる前の予防的な取り組みの重要性を感じていた。このアンケートの結果を活用して、学校で予防的な取り組みを行いたい。

B先生

B先生

ポジティブ心理学に興味がわいた。生徒の気になるところに目が行きがちだが、その子どものもっている良さに目を向けるきっかけになる。

C先生

C先生

教員や保護者の研修にもよい。こういった内容を知っていると、子どもを見る視点が増えるし、子どもとの関係をより良いものにしていけるように思う。

D先生

D先生

名前があがる生徒は、生徒指導などで気になる生徒として名前があがる生徒が多いが、こういう形で数値の情報があると、サポートにつなげやすい。

E先生

E先生

ソーシャルスキルトレーニング・ヨガの
効果指標としての活用

大学付属施設の相談室で行っているソーシャルスキルトレーニング・ヨガの効果指標として、SEHS-Pを活用しています。事前アセスメントで、SEHS-Pとストレスレベル、ソーシャルスキルトレーニングのチェックリストを実施し、ソーシャルスキルや強みに働きかけるプログラムを行っています。