オーストラリアで行われたChild and Adolescent Mental Health Conference 2023 にて,中学生版の社会性と情動の健康調査(SEHS)の妥当性を検証した研究成果について,ポスター発表を行いました。
中学校3校に通う1181名の中学生を対象に調査を行い,中学生版の因子構造の検討とウェルビーイング・問題行動との関連の検討を行いました。その結果,モデルの適切性が示されたと同時に,SEHSで測定されるポジティブな要素の相互作用であるCovitalityが,生活満足度,学校への親和性,各種の問題,向社会的行動と関連があることが示され,SEHSの妥当性が支持されました。
CAMHCの学会は,その名の通り,「児童青年のメンタルヘルスの学会」であり,スクールカウンセラー等の心理職,教師,ソーシャルワーカー,医師,民間のサービス提供者など幅広い職種の人が集まり,子どものメンタルヘルスの問題について,様々なワークショップやポスター発表・口頭発表が行われていました。
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