第86回日本心理学会@日本大学にて,『メンタルヘルスの二次元モデルに基づく学校全体メンタルヘルススクリーニングの妥当性の検討』のポスター発表を行いました。
高校生575名を対象とした調査を実施し,強みの認識と心理的ディストレスの二次元で生徒の状態を分類し,学校への親しみ(学校親和性)と生活の各側面における満足度(生活満足度)との関連を検討しました。その結果,強みの認識が高いほど,学校親和性と生活満足度が高いことが示され,またその傾向はディストレスのレベルによっても異なることが示されました。この結果から,子どものメンタルヘルスの状況を,二次元モデルでとらえるスクリーニングシステムの妥当性が示されました。